2011年米国で出版時にはベストセラーとなり、そのあまりに驚異的で過激な育児法が話題をよんだ「タイガー・マザー」です。著者は、イェール大学法科大学院教授のエイミー・チュア。名家に生まれ、自ら伝統的な中国式家庭教育を受け、ハーバード大学法学部を卒業し複数の名門大学で教鞭をとった才女です。

私は、この本の初めの第一章を読み終えたとき、家事に戻らずこのままこの本を最後まで一気に読んでしまいたい衝動にかられました。単なる「二女の母の子育てハウツー本」などと思いながら本書を手に取った自分が大きな間違いだと悟るのに、読み始めてから数分もかかりませんでした。これは強烈な子育ての物語だ、と感じると同時に空に向かって唸り声をあげる大きな虎(=タイガーマザー!)を見たような気がしました。それほどまでに強烈な母親がこの本の著者だったのです。私はキッチンに椅子を引っ張り込んで料理を続けながら、煮物がぐつぐつと音を立てている前で読み続けました。

「友達と遊びに行ってはいけない」「テレビを見てはいけない」「全教科で常に一位の成績をとること」「ピアノとバイオリンは必ず練習」などなど(これはエイミーが挙げたリストの一部を引用)。絵に描いたような「成功を収める中国系の子どもたち」を育てる中国式教育方針とは何か。という人々の疑問に対する著者の答えの一部です。

この本は、How to本でもないし、子育てのマニュアル本ではありません。決してこのような子育て方法を称賛する本でもありません。中国式子育てを通して中華系移民のその文化や価値観、メンタリティをうかがい知ることができる一冊。ストイックなバイオリン教育を受けた娘たちがどう成長するのか、そのエンディングは...。

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