今日はこの一冊。創立者小林りん氏が軽井沢に全寮制国際高校「インターナショナルスクール・オブ・アジア軽井沢(ISAK)」を開校するまでの経緯を語った「世界を変える全寮制インターナショナルスクール」です。私がこの本を手にとったのは、子供のためにインターナショナルスクールを探したいという理由からではなく、新事業立ち上げのドキュメンタリーとして興味を持ったからでした。日本初の全寮制インターナショナルスクールを開校させるまでの道のりと舞台裏が記された一冊です。
ISAK代表理事の小林りんさんのバイタリティーと行動力は圧巻ですが、その土台にはアジアで次世代を担うリーダーを育てたいという強い信念があります。私も日々、日本人がグローバルリーダーになるためには「日本を出て」外国・主に欧米諸国へ留学しにゆくもの、というルートにやや物足りなさを感じ始めていました。日本らしさやアジアらしさを武器にしたリーダーシップ・モデルを目指した新規学校の立ち上げ、というトピックに一層の関心が膨らみます。あと数年すれば卒業生が活躍する姿が見られることでしょう。「アジア出身らしいグローバル・リーダーとは何か」というのは決して簡単な命題ではありませんが、読み進めるにつれて一人のアジア人として期待する気持ちが育ちました。同校の設立に奮闘する代表理事の「目標に向かって全力を尽くす」姿にも心を打たれるとともに、たとえ置かれたフィールドが違っても日々何か目標に向かって邁進していられる自分でありたいと気づかされました。
追記:ISAKは2017年8月に日本初のUWC加盟校に認定され、現在はユナイテッド・ワールド・カレッジISAKジャパンとなりました。
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