必ずしも「インター(国内のことです)に通っているから=英語力が高い」とは言えない、ということを先日のブログに書いた矢先、ある都内の新興インターナショナルスクールのウェブサイト上の入学案内ページに「お子様の第一言語が日本語の場合に関するお願い」というお知らせが貼られているのを見つけました。

Chiyoda International School Tokyo「入学案内」から引用)注:2018年末当時

2019年3月末追記:「入学案内」上にありました「お子様の第一言語が日本語の場合に関するお願い」文ページは削除され、代わりに「入試」ページが掲載されている模様です。

千代田インターナショナルスクールとは

この学校は、千代田女学園という古くからある女子校と武蔵野大学の法人と合わさってできた経営母体が「Chiyoda International School Tokyo」として開校したものです。少子化で経営難になった私立校が再生を目指すために「女子校」ではなく「共学」へ転換し、インターナショナルスクール、IB(国際バカロレア)カリキュラムなどなどのキャッチフレーズと共に出直した!といったところでしょうか。

Chiyoda International School Tokyoのウェブサイト

学校のウェブサイトでは、学校案内や入学案内など全て日本語でも情報が提供されているので、日本語を母国語とする世帯の入学を大前提としているインターナショナルスクールなのかな、という気がします。(もちろん英語サイトもありますよ。)

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国内インターナショナルスクール:募集する生徒の英語レベルへの期待値とは

今までに、主に都内のインターナショナルスクールのウェブサイト上のAdmissions(入学案内)ページでこのような応募者の英語力に関する説明書きを見かけたことがなかったのですが、これは何というか、的を得ていて良心的だと思いました。逆にいうと、わざわざ活字にして掲載しなくてはならないほど、「募集する側と応募する側の期待値にズレがあったのだろう」と察しています。

「学校が期待するレベル」について、こういった学校側からの意思表示が募集段階(応募段階)からなされるのが良心的だと思いますし、むしろ他のインターナショナルスクールもこうしたコミュニケーションはなされるべきです。

日本国内にいて「子供に英語環境を」と言ったとき、それが意味するものはそれぞれの家庭によって異なります。両親ともに英語を母国語とするから子供をインターへ、という家庭もあるでしょうし、両親ともに一切英語を話さないけれども子供だけは英語を流暢に話せるようになって欲しいからインターへ、という家庭もあるでしょう。それによって日本にいながらわざわざ「子供をインターに通わせる」ことの意味合いも変わります。そして当然ながらそれぞれの子供が習得する英語のレベルも、本当に千差万別になってくるようです。

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「英語を話せるように」と一言で言っても、海外のレストランで食べ物を注文するために必要最低限のレベルの英語なのか、日本の英検2級が取得できれば良しとする英語なのか、ハリウッド映画を字幕なしで見て楽しめるレベルの英語なのか、IVYリーグを受験する時に提出するエッセイを米国育ちのハイパフォーマーと遜色ないレベルで書ける英語なのか、といった具合に全く違った結果をもたらすような違った意味を持つわけです。

現在の国内インター各校、それぞれの家庭によってニーズがこれほどまでに異なった子供たちがいっしょくたになって学校生活を送っている状態です。それぞれの子供さんの属性(両親の母国語や国籍など)や英語の必要性の度合いによって、当然英語力の強弱を生み、そして次第にそれが学力の強弱に直結する時期がやってくるでしょう。(私の経験則としては、だいたい小学中学年くらいだと思います。)

なので、このChiyoda International School Tokyoのように、生徒募集の時点で「日常会話ができる程度」の英語ではお話になりませんよ。「学年相応の学習についてこられる程度」の英語を身につけた生徒にきて欲しいんですよ。という意思表示をしてくれる学校は良心的だな、と思うわけです。

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