日本で近年大ブーム?の様相を呈してきたIB(国際バカロレア)。大ブーム!と言うと何だかちょっと浮ついた感じもしますが、文部科学省が国内の国際バカロレア認定校をここ数年の間に200校以上設置したいと言う意向を示していることもあり、メディアでその「IB」の言葉を目にすることが格段に増えました。

そして実際に(これは特に都市部の話だと思いますが)IB認定校となったインターナショナルスクールや日本の学校が続々と増えています。また、それに伴って「子供にIBをやらせたい。」「海外の大学受験に行くにはIBを取らないと!」「IBとればIVYリーグに入れるんですよね?」とか、希望的観測発言?や、「どうしよう。うちの子IBやってないから海外の大学に行けない!」いや、それって都市伝説?ちゃんと調べた?ってな勢いの会話も耳にするようになってきました。

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私自身もどこまでが都市伝説?なのか、どこからが真実なのか、わからなくなってしまった時に出会った本が、東京インターナショナルスクールの坪谷ニュウエル郁子さんがお書きになった「世界で生きるチカラ:国際バカロレアが子どもたちを強くする」です。著者は、国際バカロレアを日本に浸透させるべく、国際バカロレア機構アジア太平洋地区の理事もしている方です。非常によくまとまっていて、カリキュラムの基本的な情報が理解出来ます。なぜ従来のテストスコア重視の教育から、IBカリキュラムへ潮目が変わってきたのか。背景にあるものは何か。そういったところから話が始まり、最後は実際IBカリキュラムを専攻しているお子さんたちのインタビューもあります。

日本国内でIBを導入しているインターナショナルスクールにしても、小中高とIBコースがあるスクール、高校の最後の2年(DPコースのこと)のみがIBカリキュラムのスクールなど様々です。一番重要なことは、大学受験をする時にIBのDPを取得してそのスコアを持ってして受験するのか、IBとは関係なくSATなどの標準テストのスコアを持ってして受験するのか、出口のところをイメージしておくことです。

IBでDP修了資格を取るには最低24点のスコアが必要です。(最高点45点)例えばオクスフォード大学やケンブリッジ大学などの最高峰、名門校を目指すのであれば、40点かそれ以上のスコアをとって選考の土台に乗っていく感じのようです。

IB認定校にいながら、大学受験時目前になってやっぱりDPは取らずにSATやAP(注:以下のリンク記事参照)をやりたい、となった場合。学校からサポートは得られるか、得られないか。なども、学校の進学サポート実績のところをよく確認しておくことをお勧めします。

参考記事:「米私立高校でAPをやめる動き」の記事はこちら

やっぱり大変そうだからIBはやりたくない。DP取得の道は進まない、となった時に(実際はそのようなケースが起こる確率は高くないかもしれませんが...)今いる学校から転校した方が良いのか、それとも在籍しながら他の生徒たちが大勢IBの勉強をしているのを横目に自分一人だけSAT対策などをするのか、できるのか。そこはやはり長期的ビジョンを持ちながら、IBカリキュラムの世界に入るのかどうかを判断するべきなのだと思います。

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