インターナショナルスクールが導入している標準テストに、ISAテストというものがあります。これはオーストラリアのテスト業者によるものであり、世界中のインターナショナルスクールの生徒を対象に行われるライティング形式のテストです。PISA(OECD生徒の学習到達度調査)を行なっているオーストラリアのACERというアセスメントやリサーチの会社が開発したものです。

(ACER「What is the ISA?」から引用)

まずは、こちらのサイトのビデオクリップを見ていたきたいのですが、このテスト特徴的な点は、質問形式がオープンクエスションであること。つまり、選択式問題ではありません。算数の問題にしても、答え方が二段階になっていて、一段階目に「Yes or No」を選び、次の段階には大きな空欄があってそこに「なぜなら...」と文章で説明して回答するようになっています。

教科は算数・(英語)読解・(英語)ライティング・科学の四科目あり、Grade3から10まであります。(科学はGrade7から)日本国内のインターナショナルスクールでは、これらのうち何教科かを選択して受けさせているようです。ちなみに、2017-18年度では、以下のような日本のインターが受験していたそうです。

(ACER「2018–2019 Information Pack」から引用)

エレメンタリースクールでは、ライティングの科目を受けさせる学校が多いのではないでしょうか。このテストでは、「Narrative/Reflective」Writingと「Exposition/Argument」Writingの二種類の書き物の試験です。紙ベースで書くスタイルと、PC上でタイピングをして行うスタイルがあります。前者のほうは、何かお題を出されてそれを元にお話を作ってゆくスタイルの書き物。後者のほうは、お題に対して賛成か反対の立場を示しその上で根拠付けの文章を書く物。

いずれにせよ、スクールからは「特に試験準備をする必要はありません。」というようなことを言われると思います。睡眠を良くとらせて下さい、とかその程度のことしか言われないと思います。一夜漬け的な準備が効き目を発揮するタイプの試験ではないためです。

この試験は、「子どもなりの人生、これまでどれだけの読書をしてきてどれだけの語彙や表現が蓄積しているか。」そして、「書くスタミナがどれだけあるか。」の総合力に尽きるかと思います。どちらが欠けていてもうまいことアウトプットできませんよね。

唯一家庭内でできる準備としては、何かのニュースを家族で見たときに、「一つの事象について、賛成と反対のどちらかの立場をとる前提で話をしてみる。」「子どもが賛成ならば、お母さんは反対の立場をとって、なぜなら○○だから自分の意見が正しいんだ。と根拠を立てる練習をさせる。」「一通り終わったら、今度はお互いに賛成・反対の立場を交換してみて議論してみる。」というようなエクササイズを会話の中でしてみると良いと思います。

少し年齢の大きいお子さんだったら、例えば、大量の移民が押し寄せるヨーロッパのニュースを見ながら「移民を受け入れるべきか。否か。」というようなお題をふっても良いかもしれません。移民の問題は、いまだに究極の解決案を見出せていない世界全体の問題です。答えがあるのか無いのか、もわからないし、賛成・反対どちらの立場にもそれなりの言い分があります。難しい問題です。

お題は何でも良いのです。普段の会話のやり取りの中に、こうしたディベート的な要素を取り入れてみる。ISAだけでなく、大きくなったときにもっと大事な場面でエッセイを書く場面が増えて来た時に、役立つかもしれません。

 

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