AP(*)を運営するCollege Boardという組織が、次年度からAP試験申し込みの締め切りを早めて11月とし(今まで締め切りは2月だった)、それ以降に申し込んだ応募者にはLate feeとしてUS$40を課す、という新しい申し込み制度を導入するそうです。Washingtonpost紙が伝えています。
(*)APとは、Advanced Placementの略で、アメリカの高校が提供している科目別のコース。高校のうちに科目を選んで受験しその成績が良ければ(5段階評価で3以上)大学の教養学部の単位にカウントしてくれる、というもの。高校で成績優秀者向けに提供されるAPコースを履修し、春に行われるAP試験で高成績を狙う。難関の大学を受験する準備として位置付けられているもの。
ちなみに、日本国内でAPを提供している主要スクールは以下の通り。
International School of the Sacred Heart
この記事によると、次年度から申し込み期限を11月15日と設定。それ以降に申し込んだ場合は、試験費用US$94に加えて、US$40のLate feeを払わなくてはならない。そしてなんと、申し込み後のキャンセルにもUS$40のペナルティを課す、ということらしいです。
これには、「(College Boardは)独占事業だからって、こんな暴挙は許されない!受験の決断をこんなに早く迫られるなんて、生徒たちの利益になるはずがない。ラーニングそのものよりも、受験テクニックばかり追うようになってしまうではないか。」とお怒りの高校教師も多いようです。
(Washingtonpost「The College Board is changing sign-up rules for AP tests. Critics say it’s an undue burden on students」から引用)
オバマさんのスマイル虚しく...。全米の教育関係者の逆鱗に触れることとなるのか...。NPO(非営利団体)と言いながら受験キャンセル者にペナルティを課すって、College Board。すごいな。
「有名私立高校はAP離れ」という話題を書いた記事(2018年10月5日)はこちら
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