政府は「2018年度までにIB認定校等を200校」に増やすことを2013年に閣議決定し、目標と定めました。文部科学省IB教育推進コンソーシアムのウェブサイトを見ると、2019年1月現在「137校」とあります。オカシイな。そんなにたくさんあったかしら???と不思議に思って調べてみたら、この137という数字は認定済みの92校に、「候補校等」という微妙な45校を加えて作られたものだということがわかりました。お役所さんが、目標の200という数字に少しでも近づける為に、「候補校」の後に、「等?」をつけてかさ上げしたのかしら。そして、もう一度閣議決定の目標を良く見てみたら、目標そのもの「認定校等を2018年までに200校」にまで「等」が付いていた!「等」にはナニが含まれているのか?私にはわかりません。

文部科学省IB教育推進コンソーシアムから引用)

かつて証券会社でレポートを執筆していた時に、先輩から「証明する為のソースが見当たらないとき、自信がないときは、"など"をつけておけば安心。突っ込まれた時の逃げ場になるから!」と明るくアドバイスされたことを思い出しました!!爆!

ま。それはさておき、お役所は200校と言ってしまったから、躍起になって200校を目指しているのでしょう。認定済みスクールに、候補校の数や、候補等校の数まで足しこんで記録を達成しようとでも言うのでしょうか。THE お役所仕事!候補校になってしまえば確実に100%認定されるという慣例でもあるのか、それは私にもわかりませんけれどね。

ま。それはさておき。私の懸念点は、教師人材の確保です。

私は日頃からこのIBブーム、もとい、良くリサーチせずに子どもをIB認定校の看板がついた新興スクールに入れておけば間違えない!と信じ込んでいる親御さんが私の周りに急増していることに大きな懸念を抱いています。この懸念は、IB理念やカリキュラムに対する批判から来るものでは決してありません。現時点で日本には、IBの教育を提供できるスクールや教師人材、経験値が足りていないことが、論点です。仕方ないと言えば仕方のないことなのかもしれませんが、IBを教えた経験のない(もしくは極めて経験が浅い)教員と、科目選択や進路相談などのアドバイザリーが頼りない、認定されたばかりのIBスクールに、私だったら自分の子どもを託したりしないと思います。(どうしてもIBの理念に共感し、自分の子どもはIBに向いている、勝ち目がある!と思うのであれば、そして且つ教育言語が英語なのであれば、やはりYokohama International Schoolのようなインターナショナルスクールが良いのかなあ、と言う気がします。)

インターナショナルスクールを除いて、日本国内で古くからIB教育を行なってきた玉川学園は2014年、玉川大学教育学研究学科の中に「IB(国際バカロレア)研究コース」というコースを新設しました。IB教員養成を目的としたコースです。もっと以前からあったのかと思いましたが、意外と最近でした。

玉川大学IB(国際バカロレア)研究コース」から引用)

その約三年後、岡山理科大学が「 IB 教員養成コース」を新設。そして、都留文科大学 、筑波大学にも修士コースが設けられたと聞いています。

筑波大学大学院教育研究科筑波大学における国際バカロレア教員資格について」から引用)

これらの教育機関を経て将来IB教員としてキャリアを踏み出し経験を積んだ人材が日本中に広まるまで、何年かかるのかを想像すると気の遠くなる話です。少なくとも私の子ども達は既に(願わくば)就職していることでしょう。

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