いつもいつもこのブログで(国内)インター界の市場劣化を憂いてばかりいると、「インターに通うことの良い面・利点ってないんですか?TokyoMaman!! 何か一つくらいあるでしょう?」という声が聞こえてきそうな気がします。ご安心下さい。ありますあります。何事にもProsとCons(良いとこ悪いとこ)がありますから、ちゃんとあります。インターにも良いところが。今日はそんなお話をしたいと思います。

我が家が子どもをインターナショナルスクールに通わせる理由は、ズバリ。一つだけ。「父親(私の夫)が日本語がからっきしダメ」だからです。これがたった一つの主な理由です。あともう一つ副次的な理由を挙げるとすれば、彼の仕事の都合で日本国外に移り住む可能性があること、です。いつなのかは分からないけれど、いつ起こるか分からない海外引っ越し。「渡航予定あり」ってやつです。これらが、大体の理由です。何年か前の学校探しのとき、区立の小学校を主張した私と、「日本の学校なんて行ったら、ボクは将来子どもと会話が通じなくなってしまうではないか!勉強の一つも見てやれないなんて!!」と大騒ぎした夫との小競り合いは何ヶ月も続きましたが、Away(彼にとっては異国である日本)で暮らす彼に押され... 結局長男をインターへ入れることに。

「だったらあなたが日本語を学べ!!!」と反論した私でしたが、同時に夫にみられるアラフォーの衰え(笑)にも気が付いていました。そして、東京で生まれ育った訳でもない私自身、「アタマが良い学校は、東大と慶應と早稲田??」くらいの知識しかない、田舎出身者。東京のお受験戦争でも不利であることが明らかでした。私も私で、東京という場所がAwayだったのです。これから十何年間も家庭内で続くであろう教育問題。勉強をみてやることに始まり、学校調査、受験校選び、受験対策、入学後の学校や父兄とのやりとり、ナドナドありとあらゆる事を、「私が100%:夫が0%」の割合で一手に引き受けるには荷が重すぎるか...。と私が折れて、夫婦間「近所の区立 vs インター」の戦いは幕を閉じたのです。

仮に子ども2人を日本の教育システムに入れ「100対0」で教育関連の全ての物事を母親の私1人が背負う生活をした場合。子ども達は日本語にどっぷり浸かった生活になるでしょうから、家庭内において夫を1人孤立させることになるだろう、という懸念も考えました。何年もの月日を経て、4人家族が「母子3人 vs 父1人」の構図にぱっくりと分かれてしまうのはあってはならない、という気がしました。日本に住む国際結婚家庭がとった、我が家なりの選択でした。言葉の問題(初めから警戒していたセミリンガルの可能性)や将来の進学のことなど不安もたくさんありました。でもその時私は、Home(私にとって母国)に住む恩恵を受けた私自身が努力して一つ一つ乗り越え、この選択が子ども達の将来の不利益にならないためにはどのような苦労も惜しまず勤勉であり続けよう、と誓ったのでした。

親の立場でみたインターの良さ

気が進まないこと、嫌なことを強要されることがない点。これが良さだと思います。例えば、保護者の役員決めなど。私の経験のなかで、やりたくもない仕事を強要されたことは今までありません。遠足の同行や、学校祭の手伝いなど、あくまで有志が自主的に集まってやる、というのが鉄則でありありがたいことに主に欧米出身のお母さんたちがすすんでやって下さることが多いです。コミュニティへ自発的に貢献できる彼女達の姿にはいつも学ばされます。また、キャラ弁を作らなきゃ!みたいな、同調圧力みたいなプレッシャーが全然ない点も1人の母親としてありがたく思います。

子どもが受けているであろうインターの恩恵

発想の自由さが保証されている点です。この点については満足しています。「予め決められた答えがあって、それを覚えましょう!」という日本の教育システムで育った私の目には、幼い頃から物事に対し自由にアプローチすることを経験できることは素晴らしいものに見えます。

次に学業の点です。これは我が家独特の考え方かもしれませんが、私たちは小学生レベルの学業面について、インターナショナルスクールに一切の期待をしていません。英語を母国語としない世帯の子ども(我が子も含め)が大多数を締めるインターの環境で、何かを教わっても決してレベルの高いものにはならない、と。私たち夫婦は考えています。学業面の話です。高いアカデミック効果を期待する方が間違いだ、とはじめから諦めがついていました。ホームスクーリングをしているような気持ちで、学業面の全ての部分について家庭で責任を負って教えています。学年がすごく上がり(高校とか?)専門性が高くなってきた頃には当然スクールに科目専任の教師がいて、その教師に詳しく教わってくるようなるでしょう。大きくなれば当然それで良いと思います。でも、小学や中学前半くらいまでの勉強は、夫婦でまかないます。

これのどこが「インターの良さ」なのかというと...。

このように家庭で色々と勉強していると、当然子ども達の学習ペースとスクールの進度に差が出てくるわけですが、インターには個人個人のレベルに相当の差があっても動じずに面倒を見てくれる先生が多いので自分の子ども達があまり「浮かずに」済む、というのが利点だと理解しています。レベルに全く合わない宿題を杓子定規に出されて帰宅後の大事な時間を潰されることもありませんし、親と担任教師がしっかり連携し舵取りすれば「こちら(家庭)のペースを害されずに済む」ように思います。我が家では子どもが関心を持った領域があれば、学年や年齢を完全に無視して集中的に深掘りして学ばせたりすることが多いので、宿題が少な(もしくは全然無い)くて放課後の時間の自由度が高いインターの生活は結構気に入っています。仮に、日本の学校に通っていたら全体的なペースを重視するカリキュラムにどっぷりはめこまれていたでしょうし、定型的な宿題や、記憶力を鍛えるようなテストの連発でなかなかそうはいかなかっただろうな、と想像しています。

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