音楽を学ぶ生徒は、アカデミックでもハイパフォーマーである。という研究結果があるそうです。これはAPAと呼ばれるアメリカ心理学会(American Psychological Association)が発表したもので、北米では、音楽は"テストの点数を上げるための役に立たないもの"と嫌厭される傾向があるけれど実はそうではなくて、音楽を学ぶ生徒の方がそれを学ばない生徒に比べて「国語(英語)・算数・科学の試験でのパフォーマンスが高い」ことが判明したそうです。

もっと大事な教科に時間を割けるように、と音楽のような教科を"不要なもの"と切り捨ててしまう学校は多いが、実はそうではない。研究によると、それとは逆の事実が判明した。

Schools believe that by removing what they deem as "unnecessary" courses, such as music, students will have more time to focus on the "more important" classes. What the study has proven, though, is quite the opposite.

Interesting EngineeringIs Music the Answer to Better Grades in School?」から引用)

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音楽を学ぶ子ども達が獲得した「読譜、反射的な動き、よく聴くこと、アンサンブルなどの機会で得られる協調性、練習を続ける鍛錬」などのスキルセットは、全てを合わせると「高い自己達成感と集中力」を得ることに繋がるのだ、とこの記事で述べられています。

"A student has to learn to read music notation, develop hand-eye-mind coordination, develop keen listening skills, develop team skills for playing in an ensemble and develop discipline to practice," he said.

All these skills combined certainly leads to higher self-efficacy and focus.

Interesting EngineeringIs Music the Answer to Better Grades in School?」から引用)

面白いですね!練習時間の確保、そして、周期的にやってくる発表会などのイベントの準備など、日頃から悩みのタネである楽器。音楽との付き合いは大切なものなのに、つい、合理的に効率的に!とせわしなく考えてしまう自分ですが、この記事を読んで少しだけ胸の支えがスーッと解きほぐされるような感じがしました。我が家では、何かの拍子に子どもが「これ難しいよー。」「こんなん無理だよ。」と弱音を吐いた時に、彼らが学ぶ楽器の楽譜を二つ見せます。一つは学び始めた時に初めて使用した教材で四小節くらいの「きつねがコンコン」とか「キラキラ星」みたいな楽譜。もう一つは、今現在弾いているコンチェルトの楽譜です。「練習して努力したから、この成長が実現したんだよ。」「あなたが自分で実現したんだよ。」と。雨でも槍でも疲れててもコツコツ練習を積み上げてきたからこそ得ることができた自分の成長を、二つの楽譜をみて目の当たりにすると、それ以上もう「できない。無理だ。」とは言わなくなります。楽器の練習は、正直言って泥仕事みたいなものだなあ、と感じることがあります。よっぽど稀有な才能に恵まれた者でない限り、泥仕事のような地味で辛い練習を休まずこなさなければ上手くなりませんから。音大を目指している訳ではないけれど、コツコツ真面目に少しずつ前進する。それだけで良いのかな。と、この記事は私や子ども達にとってもEncouraging(=励みになる)でした。