いつの間にやら過ぎ去っていった今年の夏休み。始まる前も、終わってみても長かった... 夏休み。子ども達が読書をしている傍ら、私も何冊か読みました。本当に「何冊か」な程度しか読めなくて、ちょっと調子が狂ったというか、残念な感じでした。もっと読むべきだった! 「一週間に最低一冊本を読む」という目標を日頃から打ち立てている私ですが、現実はそうも行かない自分にちょっとヤキモキしたりします。でも、本ってヤキモキして読むものではないですよね。って自分に言い聞かせながらマイペースに。夏休みも終わったから、もう少し自分にとって意味のある読書時間を確保したいなあ。

夏はまず、栄陽子さんの留学関連の本を二冊読みました。「留学で夢もお金も失う日本人と「留学で人生を棒に振る日本人です。留学カウンセラーの栄さん(栄陽子留学研究所)がお書きになった、日本人のアメリカ留学事情本です。学位取得、就職および定住を目的に据えて留学してくる中国などの他のアジア各国からの留学生とは違い、「英語が話せるようになりたい」というイメージだけで留学する英語コンプレックスの強い日本人留学生の根本的メンタリティの違い。ホストファミリーの成り手が絶対的に少なすぎるという問題を抱える「ホームステイ」の裏事情や失敗談。また、アメリカの大学は学費が高騰してかなり高額であることから、金銭的な計画の建て方など事例も交えて紹介されています。

痛々しい留学失敗談がたくさんありますが、これらはもちろん日本人留学生に対し「目的意識を持って留学を成功させて来てほしい」という激励の意味と安易で無計画な留学への警鐘の意味も含めて書かれたものです。概ね、英語習得を目的とした日本人留学生および留学検討者とその家族が留学を実行に移す前に読むべきものであり、子どもが英語を母国語レベルで習得中である我が家のケースには必ずしも読者層として当てはまるものではないかもしれません。それでも、私自身はこれまで海外数カ国で生活してきた中で、少なからず留学失敗組(失敗というのはいかにも失礼なので「脱線組?」「残念組?」とでも言うべきか)に遭遇した経験があるので「わかるわかる。」と相槌を打ちながら読んだクチです。私も、英語コンプレックスが強烈に強い日本人が国内外でカモられないと良いな、と日頃から願っている人間なので栄さんのお気持ちは痛いほどお察しします、という気持ちです。それに、留学ではないけれど、英語コンプレックスの強い日本人の親が英会話スクール代わりに子どもをインターナショナルスクールに入れ、結果子どもが一つも母国語を持たず学力も年齢相応の学力もつかずに育ってしまい...という事例を日頃から間近で見ている私は、なんとなくこれらの根底に流れる共通した根本的な何かを感じ取ってしまったのでした。

 参考書籍:「留学で夢もお金も失う日本人 栄陽子

参考書籍:「留学で人生を棒に振る日本人」 栄陽子