石の上にも三年。「辛いことでもがまん強く辛抱すれば必ず成功すること」を例えたことわざです。私も親にそう教えられたけれど、結局3年も待たずに転職したし、3年も同じ地に住まいを保つことなく転々としたりの人生。頭では理解できる諺だけど、実行はできなかった。「継続の美学」も理解できるけれど、「フットワークの軽さから得られる利」もある気がする。この諺を聞くと、そんなことを思ったりする自分がいます。

55歳で会長職を退くジャック・マー氏もこの諺をインタビューで引用しているんですよね。「世に出て初めて就く仕事は、少なくとも三年。真摯に励むべきである。特段有名な企業である必要はなく、良い上司の元できちんと仕事を学び全うすべきである。」というのが彼のメッセージです。非常に短い動画です。でも、彼が自身の人生とキャリアの中から得た教えを、究極なエッセンスとして鋭くそしてシンプルに伝えたものです。

我が子が巣立ち初めての職に就く時、どのような時代になっているのか、Job Marketがどのようになっているのか想像もつきません。「石の上にも三年」のような考え方を良しとする時代ではもうなくなっているかもしれません。でも少なくとも、先人の教えや成功者が唱える秘訣やエッセンスを掴み取り学び取る嗅覚みたいなものを持った人間になってほしいな、と願う自分がいます。