今日は「ご褒美」について。我が家は結構「ご褒美」を使うほうです。ご褒美とは、「馬を走らせるための人参」もしくは「交換条件」と言えなくもないですけれどね。賛否両論あるかもしれませんが、私は使います。テレビに出ている女医でコメンテーターの西川史子さんが「子どもの頃テストで100点をとると数万円?かの現金をもらえた。」というようなお話をして炎上したことがありましたっけ。でも、私は自分の経験上「あり!」だと思うんです。もちろん何万円もの現金を子どもにあげる余裕はありませんから、せいぜいキットカットチョコレートくらいが関の山ですけど。

先日ご紹介した「『東大に入る子』は5歳で決まる」(著者:和田秀樹)においても子ども自身の「セルフコントロール力」について和田氏の意見と共に、ある程度のご褒美を肯定する意見が述べられていて、Encouraging(励みになる材料)だなあと感じたりしています。他にも、フランスの赤ちゃんはなぜグズらなか、について題材にした「フランスの子どもは夜泣きをしない ―パリ発「子育て」の秘密」においても、「子どもが要求するものを即座に与えるのでなくもらえる条件が整うまで待てる」=「満足の遅延」について書かれていたのを思い出したりしました。

我が家が良く使うキャロットの代表格は「ドラえもんを1エピソードみる」「キットカット」など。楽器の練習は、45-50分を1本にしたら、平日は1か2本。週末は2か3本するので、1本こなしたらクランキーチョコ!とかやって楽しんでします。先日次男が発表会で「まずまず成功かな」というような演奏ができた時は、生活の中で必要なものを本人に選ばせて買ってあげています。先日は目覚まし時計をご褒美にしました。長男がABRSM理論試験(詳しくはこちら)で好成績をあげた時は、好きな本を買ってあげました。我が家は普段「本は図書館で調達する!」というポリシーで生活しているので「Amazonで好きな本を選んで買って良い!!」というご褒美の効き目はテキメンでした。ちなみに長男くんが選んだ本は、「The Disappearing Spoon (Sam Kean著)」。化学好きな彼らしいチョイスかな。

ちなみにご褒美を与える時は、与えながら「次の目標の設定とコミット宣言を本人にさせる」のがミソ。ふふふ... 笑