週末の土曜11月7日。ABRSM(英国王立音楽検定)の理論試験が無事終わりました。子どもは春の回・秋の回と連続して年に二回受験し続け試験準備をしてきましたが、この春(3月28日開催予定だった)回は、コロナウィルス感染拡大の情勢を受けてなんと2日前くらいのギリギリになって開催中止の憂き目をみました。Gradeが上がるごとに試験準備の負担が非常に重くなるので、試験ドタキャンは親の私も気持ちが張り裂けそうになるくらい辛かったです。

今回は春に受けるはずだったGradeを秋に受験するので、さらい直し、勉強し直し、という形で9月半ばから少しずつウォームアップ。最後の10日くらいで音楽用語の暗記をはじめ、本番にこぎつけました。ふー、疲れた。(私が受験したわけではないけど...)子どもにとって音楽理論はあまり興味の湧くシロモノではないらしく、勉強させるのが一苦労!

(「Music Theory in Practice, Grade 5 (Music Theory in Practice (ABRSM))」より引用)

正直なところ、この試験の使い途についてはまだ具体的な方針が固まっているわけではないんです。この試験の高いGradeを持っていたからといって、日本国内の有名な音大に受かるわけではありませんし(国内の音大受験者も関係者もABRSMのことを知らないと思いますし)。じゃなぜ受けるかというと、こんな言い方をしては受験している子ども本人のテンションを下げてしまいますが、「保険みたいなもの」として受けています。高等教育へ受験する際に、「音楽は自分にとって、これまでの学校生活で最大限の努力を長年重ねてきたものなんだ」ということを最大限アピールするためにこの試験資格が使える日が(もしかしたら)来るのかも?のような意味です。

我が家の子どもは、音楽を専門に学ぶ大学に進む予定は「今のところ95%は無い!」だろうと思っています。とはいえ、せっかく学んでいるわけですから楽器の習得や本番は本気でやるように言っています。自分たちが好きで選び、学びたいと言った楽器を「どうせ音大に行くわけじゃないし。」という姿勢で扱ってはいけない、といつも言い聞かせるようにしています。音大を目指しているわけでないのは確かに本当のことなのですが、音高受験組が参加するようなコンクールで受賞できるくらいの「音楽特化グループに次いで二番手ほどの」位置にはついているので、ここまで培った自分の楽器や音楽はこれからも大切にしてほしいと思います。

保険!保険!というのもつまらないので、実際に感じているこの「ABRSM 英国王立音楽検定 理論試験」受験の恩恵についても記しておきます。

  1. なんと言っても「音楽理論」への理解がかなりマニアックな深さまで広がるところです。実際に自分が弾く曲の速度指定や表現指示(「Piacevole」と「Con espressione」とかね!)がほとんど頭に入っているのは便利だし、自分の楽器が使う以外の音部記号(ト音記号だけじゃなく、へ音記号やハ音記号などもあるよ!)が分かれば世界はさらに広がる!(かも)
  2. 「受験」そのものに強くなる経験が得られます。この理論試験は、きちんとテキストを読み例題を解き、模擬試験をこなして準備をすれば必ず高得点が取れる試験です。稀有な才能や技術が必要な試験ではないのです。「ここからここまでが試験範囲」ときっちり指定されている過去問が出回っている試験なのですから、「抜かり無く準備する」→「高得点で合格」の成功体験を得る練習になるのです。

ざっとこんな感じでしょうか。これ以上は思い浮かばない!!(笑)

 

ABRSM 英国王立音楽検定 ①

 

ABRSM 英国王立音楽検定 ②

 

ABRSM 英国王立音楽検定 ③ コメンタリーが届いた!

 

ABRSM 英国王立音楽検定 ④ 理論の試験が来月に迫る